板がCD-Rディスクであるだけで、ケース、ジャケット、レーベルはすべて市販CDと同じです。強いて大きな違いをいえば、レーベルに(今のところ)専用シールを使っていることでしょう。●ジャケット
一部のDISK DIGによるコンピレーションCD以外は、すべてオリジナルのLPジャケットをそのまま縮小して使っています。スキャナで取り込み、解像度は480dpiが基本です。オリジナルLPと、どうしても若干色の違いが生じますが、それは市販CDでも同じこと。お許しいただきたいところです。●ジャケットの裏側等
原則として曲順を書いています。LPの裏面からスキャナで取ることもありますし、最適な書体で書き直している場合もあります。
市販CDではジャケットが小冊子風になっているものもあります。製本等の面で私たちの手に余りますので、LPでいうライナーノートや写真類は、すべてLP原寸のjpgファイルにして添付しています。
これには2種類あり、ひとつは音楽の最終トラックの後にエクストラCD形式で添付しています。これはDISK DIGディスクをドライブに入れて「マイコンピュータ」で該当ドライブをクリックするとファイル名が表示されますから、画像ソフトで見えますし、印刷も可能です。
もうひとつの方法はCD-Rディスクとは別に、jpgファイルをフロッピに入れてお届けする方法です。(フロッピに入らないような大きなファイルのときは、別にデータCD-ROMを付けます)本来なら全部エクストラCDにしたいのですが、現在のCD-R焼きソフトでは曲間ギャップをデフォルト以外にするとエクストラCDは作れません。そんな場合にこの方法を使っています。
エクストラCDの構造や意味をご存知ない皆様は、以上の説明を完全に無視してください。DISK DIGのCD-Rディスクは、通常のプレーヤで、まったく問題なく再生できます。●裏ジャケット
これも原則としてオリジナルLPの裏ジャケをそのまま使っています。ただしLPのように正方形ではないため、必要に応じて左右を伸ばす(変形はしません)等の細工をしています。LPの裏ジャケが歌詞カードになっていたりして縮小には不適当な場合は、新たにCD裏ジャケを作っています。その際、オリジナルのLP裏ジャケはjpgファイルにして添付しています。●CDのレーベル
現在のところ、少量多品種生産のため、レーベルにはシールを使っています。プリンタによってはCD-Rに直接ラベル印刷が可能な製品もありますが、CD-R生板の入手に制約がでるため、とりあえずはシールです。
レーベルのデザインは2種類の考え方で作っています。ひとつはオリジナルLPのA面レーベルをそのままCDのレーベルにすることです。原盤がビンテージであったり、珍しいレーベルや「今は無い」レーベルでは、多くの場合、この方法を採っています。
原盤レーベルをコピーしたのではつまらない場合等は、勝手ながらデザインをさせてもらっています。上の例はレイ・マンザレクのカルミナですが、これは私たちがデザインしたものです。以上で、私たちのCD-R製品の概要はおわかりいただけたと思います。この他に、簡単にできて良いアイディアをお持ちの方はお知らせください。
★おまけ----どんな音源を選んでいるのか
DISK DIGは「お金儲け」にそれほど執着していません。また、別ページにも書いたように、貴重音源の復刻が最優先されますから、いわゆる「流行りもの」は絶対に選びません。50年後でも重要視される音源を選んでいるつもりです。